
某自動車会社における給与の実態によると、この会社ではと派遣社員とは全く同じ仕事をして、実際には年間で100万以上社員のほうが多く賃金をもらっています。
基本給の時点では正社員が18万円、時給1,150円の契約社員が182,000円と契約社員の方が上回っているにもかかわらずその差はどこから生じているのかをみると、正社員の場合は1月あたり、1万円の皆勤手当てと1年あたり約40万円の慰労金、さらには深夜手当の割増料が加算されています。
他にも、正社員の場合は社員寮が無料で提供されるのに対して、契約社員の場合は家賃や光熱費などは自分で支払わなければならないので、寮を利用する場合にはその点も考慮しておかなければなりません。
もう1つ、この会社の場合は求人誌によると「個室寮完備、時給1,150円、月収31万円以上可」となっているのですが、基本給だけを考えてみると「時給1,150円×8時間×20日=184,000円」となり、31万円には126,000円足りません。
そこでそれを残業で補うとしたら夜間手当が25%割増になるとして、「不足分の126,000円÷時給1,150円÷1.25=87時間」ということになります。
月間87時間ということは1日に換算すると「87時間÷20日=4.35時間」という計算になり、1日に4時間以上の残業をやった場合の給与であることが分かります。
ちなみに、厚生労働省の基準では月間80時間を超えると健康を害する恐れがあるとなっているために、この広告の数字は一般的なものではないことも分かります。
サービス残業のある正社員と違って、残業すればするほど派遣社員の場合は給与に加算されるわけですが、健康障害を起こすレベルにまで達してしまっては本も子もありませんね。
そういう意味からも、派遣社員の場合は求人広告などに示されている内容は参考程度にして、実際に自分で給与の試算を慎重にやってみる必要があります。
派遣社員と正社員の違いは、派遣社員と正社員との違いを解説しています。
新聞やテレビのニュースなどでは、ここ数日間“派遣切り”などといった派遣社員にとっては厳しい状況が続・・・・